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はぐるま・タイムズ

組織の中でクルクルまわりながらキレイゴトを発信

はたして手に入るか !? 海外研修の切符

会社の伸びしろ

海外研修への道


年末、会社で海外研修の募集があった。


海外に進出してるベンチャー企業に行って、現地で3週間、一緒に仕事をさせてもらうというもの。ベンチャー企業のものの考え方や仕事の進め方はもちろん、異なる文化圏でビジネスをするってどんなことか、外の世界を見て勉強して来い!っていう趣旨。


定員は20名。


こんな研修はじめて!


古くて大きいうちの会社とベンチャー企業は、あらゆることが対極にあるはず。のほほんと育った私はきっとコテンパンにやられちゃうだろうけど、すごくすごく勉強になりそう。


応募しない理由はない!!


ただ、3週間も家を空けるのは結構ハードルが高い。だから、家族会議の末に「ここだったらギリギリなんとか行けそう!」って時期をピンポイントで指定して応募。応募用紙の「どうしても行けない時期に×印をつけてください」っていう欄で「×」をつけまくる。完全に「あんた何様?」状態・・・。


さすがに、こんなに融通が利かないんじゃムリかなって思ったけど、それでも応募用紙にひたすら思いの丈を綴って人事部に送信!


数時間後。人事部の人からメール。


「ぜひなんとか行かせてあげたいので、この時期で受け入れてくれるところを探してみます。いったん預からせてください。」


やったぁー!!


どうか、どうか、受け入れてくれるところがありますように・・・!


目の前の壁


年明け。課長に呼ばれる。


「海外研修、来年でもいいかな?」


やっぱり受け入れてくれるところがなかったか・・・と思って、課長の次の言葉を待つ。


「実はAさん(同じ課)も行けることになって、時期がかぶっちゃうんだよね。」
「2人抜けると業務が回らないから、今回は諦めてもらえないかな。」


え? そっち・・?


予想外の打診に面食らいながら、とにかく通常業務に支障がないことを力説する。


「いや、この時期に大きな案件はないから大丈夫です!」
「○○もないですし、××もないですし、△△はありますけど事前にやれば大丈夫です。」


「うーん・・・」


「それに、来年って言ったって、来年そのチャンスが巡ってくる保証なんてないです。」


「わかった。とりあえず、Aさんの派遣時期をずらせないか人事部に相談してみるよ。」


ふぅ・・・。どうなることやら・・・。


組織の空気


実は、この研修の案内が出た時、課長に「応募する?」って聞かれた。「します!」って即答したら課長が複雑な顔をしてた。どうやら部長から「応募人数を調整するように」って指示があったらしい。研修で人が抜けて普段の業務に支障が出ると困るからって。


正直、これはちょっと理解に苦しむレベル。


部長なら「業務のことは心配しないで、みんな手を挙げろ!」って言ってー!!


定員は会社全体で20人ぽっきり。うちの部から選ばれたとしても数人。うちの部には150人もいるから、数人が3週間抜けるくらい何とでもなる。なのに!応募の段階で人数を絞れだなんて、どんだけみんなのモチベーション下げたいのよ・・・(泣)


応募したい人は全員応募させるべき!


こんなあたり前のことを必死で言わないといけない。それが今の現実。


私には自明すぎるこの図式も、上司たちには通用しない。


異文化にもまれる経験 >>通常業務


通常業務はもちろん大事。だけど、今までと同じことをやり続けるだけじゃ、世界と戦えない。世界はすごい勢いで動いてるし、海外のライバルたちはハイレベル。うちの会社も社員を外に出して鍛えて、次のステップに行かないと。


それでも変化の兆し


海外研修が始まったのは本当にいい兆し。しくみができたからって、社員のメンタリティがすぐに変わることはない。でも間違いなく前進はしてる。


どうか、少しずつ会社が変わって行けますように!


そして、どうか私も研修に行けますように!