読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

はぐるま・タイムズ

組織の中でクルクルまわりながらキレイゴトを発信

サラリーマン・ワールドの外で見つけたもの

■いきなりだけど和菓子


和菓子職人のユニット、wagashi asobi(わがしあそび)の稲葉さんと浅野さん。
お二人のトークショーに行ってきた。
この本の出版記念。


わがしごと

わがしごと

商店街の小さな和菓子屋さん。
商品は「ハーブのらくがん」と「ドライフルーツの羊羹」の2つだけ。
お二人の自信作。


私、今、いかにも「知ってます」って雰囲気で書いてるけど
本を読むまでwagashi asobiさんのことは知らなかった。
和菓子のことも全然分からない。
らくがん、って何?ってレベル。(あのお砂糖でできたお菓子です)


そんなド・シロウトだけど、なんかピピピってきたから
本を買って、トークショーに申し込んだ。


■「わがしごと」という本


まずは本を読む。
通勤途中に読んでて、泣きそうになった。
この人たち、すごく優しい。すごく勉強してる。すごく考えてるって。
それから、人とのつながりを大切にしてるなーって。


地域に自慢の和菓子屋さんがあって。
お友達が遊びに来た時は、そのお店の和菓子でおもてなし。
どこかへ遊びに行く時は、そのお店の和菓子を手土産に持っていく。
その和菓子を食べた人たちに喜んでもらって。
そうやって人の心を心をつなぐことができたらいいなって。


そういう世界を思い描いてる。温かい。


■アートなみなさんの世界


トークショーの日。
仕事が終わってから、電車を乗り継いで1時間半くらい。
ちょっとダッシュもして、なんとかギリギリ間に合った。


40人くらい来てたかなぁ。
お二人の和菓子のファンの人たちなのかな、って思ったけど、
単なるお客さんじゃない人たちがたくさんいた。
デザイナー、ミュージシャン、お茶の先生、お菓子屋さん・・・。
アートなみなさん。


私だけ、ザ・サラリーマンな感じがした。
あぁ、私、サラリーマンの世界に染まっちゃってるんだ、って自覚した。


まずね、メモとか取ろうとしてるのなんて、私くらい。
みなさんは、メモなんかより、その場の空気に浸って、
そこで自分が感じ取るものを大切にしてるって感じだった。
何かを得よう!学ぼう!とかそういう、前のめりな雰囲気じゃなくて、
その場にいることを楽しんでる感じ。
感性を大事にしてる、っていうのかな。


それに、みんな次々に質問するの。
サラリーマンだと、それホントに興味ある?ってつっこみたくなるような
質問のための質問とかあるけど、もちろんそんなの一つもない。
カッコいいことを言わなきゃなんて、構えてる人はいなくて、
本当に心から聞きたいことを聞いている感じ。


それも例えばこんな質問。


「今、お二人にはどんな景色が見えていますか?」


景色か・・・。
やばい・・・ステキだ。って思った。
こんな質問、サラリーマンワールドでは聞いたことないもん。


wagashi asobiのお二人も聞きに来ている人も、みんな自然体だった。
飾らないで、穏やかで、温かくて。
それと、ガツガツはしてないけど、夢を持ってる感じ。
サラリーマンじゃないからかな。


なんだか、すごくいいなぁって思った。


■たまには外に出て深呼吸


私は、サラリーマンの世界で、
がんばらなきゃ、がんばらなきゃって感じで生きてきたと思う。
1分、2分を惜しむように、本を読んで、仕事のことを考えて。


でも、現実はこんな感じ。


お前が気にしてることなんて誰も気にしてないよ!(それオジサンの価値観でしょ!)
会社を変えたかったら偉くなれ!(そんな常套句言われても・・・)
偉い人たちに分かる言葉で話さなきゃ!(直感ってどう言葉にすれば・・・)


ちょっと窮屈。夢とか忘れそうになる。


私、昔はもっと自由だったと思う。
授業中、ぼーっと外を見てたもんなぁ。
そんな時間が私の宝物でした、って卒業文集に書いた気がする。


今回のトークショーに行って、みなさんのつくる温かい世界に触れて
あぁ、私、こういうの好きだなぁって思った。
温かい志と同じ空気感を持つ仲間と好きなことができたらステキだなって。


時々はサラリーマンワールドの外に出て、深呼吸。
自分にとって大切なものを思いだそっと。


□ □ □


最後に。
トークショーの会場で買ったお二人のらくがんと羊羹は、
とってもとっても、おいしかったです。