ベトナム① ホーチミンの喧騒の中で悠々と生きる人々
ベトナムの基本的なこと
時が経つのは早いもので・・・
あっという間にベトナムに出発する日が来て、あっという間に3週間の研修が終わり、あっという間に帰国。気づけばブログも前回の更新から2か月。読者になってくださっていた皆さま、すみません…。
今までとは全く違う環境で、色んな人に出会い、色んなものを見て、あれこれ考えた3週間だった。って言っても、幼稚な考えしか浮かんでこなかったけど、自分なりに考えたことが大事!!って自分に言い聞かせてる(笑)
ほんとに、ほんとーに、勉強になった!
これから少しずつベトナムでのことを書いていこうと思う。
まずはベトナムの基本情報。
平均年齢 29.6歳!(2015時点)
日本より少し小さいサイズの国に、たくさんの若い人が住んでいる。私が行ったのはホーチミン市。現地の企業でインターンとして3週間働いてきた。
今回はホーチミンの街について。
ホーチミン市庁舎
まずは、何をおいても バイク!
たくさんの若い人たちがバイクで走ってた。青い空の下、少し埃っぽい空気の中をブンブン音を立てて。不思議なことにバイクの音は全然イヤじゃなかった。うるさいって思わなかったな。
歩道をも突き進むバイク…(右側は歩道です)
女性は長袖+巻きスカートでUV対策
コンビニでゲームに熱中
広場をキレイにした後のひととき 音楽でも聴いてるのかな
ベトナムでもiPhoneユーザーは多い。700ドルって言ってた。ニュースで見たベトナムの平均年収は2200ドルだったから、iPhoneはお給料4か月分!?・・・と思ったんだけど、ホーチミンみたいな都市部では年収10000ドルくらいの人も多いらしい。しかも、たいていは共働きだから世帯年収はその倍。それと通信料が格安の月々500円とのこと。合点!
そして、みんな外が好き!
ごはんを食べたり、新聞を読んだり、ウトウトしたり。なんだか和む。
おじさんたちのカフェタイム(左)タバコ売りのおばさんお昼寝中(右)
ホーチミンの中心部は先進国とほとんど変わらなかった。高いビルがあって、それなりに掃除もされていて、人々はスマホを使う。違うのはバイクの量と絶え間なく聞こえてくるバイクの音。それから、急速に変わりゆく街並みもバイクの騒音も関係ないかのように、悠々と路上で時間を過ごす人々の姿。
発展の途上
ホーチミンでおもしろかったのが、発展途上であるがゆえにBeforeとAfterが混在してるとこ。
例えば、電線。
グチャグチャの電線(左)と電線が地中化されたエリア(右)
ある時、電柱に登って、このグチャグチャな電線の作業をしてる人がいた。メンテナンスも大変だなぁ…なんて思ったんだけど「たぶん盗電だよ」とのこと。そういうのは日常茶飯事なんだって。ホーチミンでは2025年までに全電線を地中化する計画。盗電対策も兼ねてるのかも…。
路上ごはん。
工事中の新ビル完成予想図の前でお食事
ホーチミンはすごい勢いで開発が進んでる。ビルだったり、地下鉄だったり、色んなとこで工事中。人々はそんなのおかまいなしにあちこちの路上で、ちょこちょこごはんを食べてた。このビルが完成したら、こういう日常は見られなくなっちゃうのかな。
オシャレな洋服屋さん。
レジカウンターの上の食べかけのごはん
これはイオンモールの中のお店。イオンモールでは、従業員が売り場から従業員通用口に入っていく前に、ちゃんと扉の前で一礼するほど日本流の教育が行き届いていた!だけど、ここはベトナム流でね。なんかちょっとほっこり。
そして最先端!?
日本の先を行ってるところもある。
若者が圧倒的多数派だから、新しいサービスが浸透するスピードが速いんだろうな。日本みたいに年長者と若者の価値観が摩擦を起こしながら徐々に世の中が変わっていくっていう感じじゃない。若者に受け入れられれば、一気に新しいことが広まるんだと思う。
それと、色んな業界でまだ確固たる既得権益層ができあがってなくて、新しいことに対する抵抗勢力も小さいのかも。
①電子雑誌
雑誌のない大型書店
大きな本屋さんなのに雑誌がない!ベトナム人は雑誌を読まないのか?と思ったけど、そうではなくて、みんな電子派とのこと。しっかりしたコンテンツの紙の雑誌が流通する前に、電子雑誌が登場して市場を席巻しちゃったと思われる。若者が多数派だし、紙の本 vs 電子書籍みたいな議論も起きないんだろうな。
②タクシー配車アプリ
UberとかGrabとか。ベトナムでは普通のタクシーだけじゃなくてバイクタクシーもある。みんな普通に使ってた。便利なだけじゃなくて、ぼったくりの心配がないのも大きな魅力らしい。地元の人でもぼったくられたりするんだね…。
③映画公開
日本ではまだ公開されてない"Beauty and the Beast"がやってて、職場の子と観てきた。これを「先を行ってる」と言っていいのか分からないけど、映画はだいたい日本よりひと月早く公開されるらしい。日本はなんで遅いんだろう…。
すべてが新鮮だった
ホーチミンは思ったより都会で、あらゆることが同時多発的にどんどん変わっていく活力に満ちた街だった。でも、そこで暮らす人々はエネルギッシュというよりは、どこかマイペースで悠々としていた。
私にとっては、見るもの聞くもの、全てが新鮮で、もうパンクしそうなくらいに楽しかった!でも、日本に戻ってきたら、あっという間に仕事の波にのまれて、ベトナムの余韻に浸る間もなし…(泣)
なんとか少しずつでも、見てきたこと、感じてきたことを残しておきたい。それがまた次につながると信じて。