役員がくれた小さなきっかけを大きく広げてみせる!
■役員からのプレゼント
役員がある時、英語の雑誌をドサッと持ってきてくれた。
うちの部だったら誰か読むだろ、って言って。
うちは割と英語を使う部署だから。
その役員のところに届いた英語の業界誌。
Strategy Journal for CEOsって書いてあるのもある。
もしかして庶民じゃ読めないやつ!?
「ご自由にご覧ください」って、空いてるデスクの上に並べてみた。
でも、パラパラ眺める人はいても、じっくり中身を読む人はいなかった。
よし!これ私がもらっちゃおう!
しばらくしてから、私は雑誌の束をドサッと家に持って帰った。
■朝時間
私は毎朝4時に起きてる。
4時から6時までは自分の時間。
なんて言うと、意識高いビジネスパーソンみたいでしょ!
実際は、子どもに合わせて超早寝だから朝も早いってだけ。
で、この朝時間に雑誌たちを読むことにした。
2時間ずっとだと、疲れちゃうから、1時間だけ。
途中で眠くなっちゃった時は30分だけ、いや、10分だけの時もある。
(基本、自分に甘い・・・笑)
読んでみたら、すごくおもしろい!
経営者向けっていうのもあって、業界全体の流れとか
世界中の会社の戦略とかコンセプトとか、話のスケールが大きい。
すごい!すごい!
こんなに世の中って動いてるんだ!
他の会社はこんなこと考えてるんだ!って。
私はずっと技術部門で、部品の品質がどうとかこうとか
細かいことばっかりやってて、業界のこと全然知らなかったから。
とにかく読む記事、読む記事、どれもがすごく新鮮だった。
■「質から量への転化」の法則
ここでちょっと脇道にそれて、本の話。
- 作者: 田坂広志
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/09/19
- メディア: 単行本
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タイトルの通り、これから世の中がどうなっていくのか、
おおまかな流れを予見するための法則が5つ載ってる。
そのうちの一つにこういうのがある。
「質から量への転化」による発展の法則
「量」が、一定の水準を超えると、「質」が、劇的に変化する。
例えば、こんな感じ。
- 水の温度が上がって100℃を超えると、液体から気体に質が変化する。
- 製品のシェアがあるレベルを超えると、加速度的にその製品が売れて市場を独占する。
- SNSのユーザー数があるレベルを超えると、急速に広まる。
この法則に則って私は勝手にこう思ってる。
知識も一定量を超えると、ある時から色んな断片が頭の中でつながって、
新しい世界が見えてくるはず!
つまり・・・
今まで何も知らずに来ちゃったけど、ちょっとずつでも雑誌を読み続ければ、
ある時から、これからの業界の流れとか、うちの会社の取るべき戦略とかが
パッと頭の中に描けるようになるはず!!!
なーんて!
ちょっと、いや、だいぶ大きく出ちゃった!
でも、ここは法則を信じよう。
■発信
というわけで、この半年くらい英語の業界誌を読んでる。
で、もともとはうちの部のためにもらった雑誌だから
1冊読み終わるごとに、内容をまとめて
部内のキーパーソン的な人たちにメールで送ってる。
ちょいちょい印象に残った英語をそのまま入れたりして。
"Explore bold new ideas!"とか。
みんなー!
世の中はこんなに動いているみたいだよー!
うちの会社も現状維持から脱却しよー!
ってメッセージを込めて。
ちゃんと読んでくれて、返信をくれる人も、少しだけどいる。
だから、ちょっとずつ配信先を増やして行こうかなって思ってる。
ここでも質と量の法則。
想いを共有する人が一定数に達したら、
うちの部も、会社も大きく変わって行くはず!
■その先へ
この間読んだ雑誌には、IT関係の記事があったから、
IT部門の先輩にも送ってみたの。
そしたら、この手の情報を集めて配信する情報キュレーションみたいなのが
社内にも必要だって考えてたとこだって教えてくれた。
今度、意見交換しよう、って。
情報キュレーション・・・?
おまとめサイトみたいなやつのことかな・・・?
よくわかんないけど、なんだか良さそう!!
とりあえず、アマゾンで「キュレーション」で検索して、
本を一冊注文してみた。
また新しいことにつながるかもっ!
いや、つなげよう。