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はぐるま・タイムズ

組織の中でクルクルまわりながらキレイゴトを発信

会社の飲み会なんて・・・と思っている若者たちへ

ジェネレーションギャップ!?


「忘年会やめませんか?」


去年の年末のこと。部の忘年会の幹事を任された6つ下の後輩がこう提案した。うちの部は、毎年、会社の食堂で忘年会をやる。会費は2000円で、仕事終わりに軽く一杯って感じ。毎年80人くらい集まる。


私も何年か前に、この忘年会の幹事をやったから、その大変さは一応分かる。でも、1年に1回だもん。食堂だから全くオシャレじゃないけど、気軽にみんなでワイワイ飲むの楽しいなって思ってた。


でも、後輩に言わせれば「みんな来たくないのに来てる」「こんなの業務と一緒」「やるなら会社がお金を出すべき」だと。


そこまで言っちゃう!?ってちょっとびっくりした。もしかしてこれがジェネレーションギャップってやつなのかな。


結局、忘年会は例年通りやった。後輩は、課長経由で「やめませんか?」って部長に打診したけど、却下されちゃったみたい。


そういえば・・・13年前


新入社員の時、飲み会で目の前に座った先輩にアドバイスされた。


先輩「若手なんだからお酒ついだほうがいいよ。」

私 「え?そんなの気づいた人がやれば良くないですか?」

先輩「そういうので人を判断するおじさんもいるから、損しないようにやった方がいいよ。」

私 「そんなもんなんですね・・・わかりました。」


今だったら「別におじさんにどう思われようと構いません!」とか言っちゃうけど、当時は素直。でも、ただえさえ気が利かない私には、楽しく酔っぱらってる時に他人のグラスに気を払うなんて不可能に近く・・・。やる気はあっても結果は出せぬまま、今日に至る。(苦笑)


っていうのは、おいといて。


これもジェネレーションギャップだったのかなぁ。それとも私が単に世間知らずだっただけ・・・?


いずれにしても、いつの時代も、若者とおじさんおばさんの価値観がぶつかり合って、どっちの世代もちょっとずつ認識を改めながら、前に進んでいくのかなって思う。


という訳で、今日は、おばさん世代より、会社の飲み会ストーリーをひとつ、ぶつけちゃいます。


現場のおじさんたちとの飲み会


先週、現場の先輩たちと飲み会をした。


私が現場にいたのは入社して最初の1年だけだったけど、当時の先輩たちと今も毎年1、2回飲み会をやってる。もうかれこれ12年。ずっと最年少の私が幹事。


毎回20人くらいに声をかけて、来てくれるのは半分くらいかな。来る人は毎回バラバラ。現場のおじさんたちはシフト勤務だから、シフトが合わなかったり、遠くに赴任しちゃってたり、それなりに歳だから体調を崩して来れなかったり・・・。毎回来れる人が来てくれる感じ。


5、6人しか集まれない時もあったり、私自身も飲み会の都合をつけるのが大変な時期もあって、もうこの会はやめようかなって思ったことは何度もある。でも、なんだかんだ理由をつけて続けてた。


で、先週の飲み会には、久しぶりに来てくれたおじさんが2人いた。


一人はもう何年も前に早期退職をしたAさん。退職後、何回かは来てくれてたけど、ここ数年はご両親の介護だったり自分の体調が良くなかったりして来られなかった。もう一人はもうすぐ定年退職のベテランBさん。しばらく腰を痛めてだいぶつらかったみたいだけど、手術して、ようやく回復したからって来てくれた。


早期退職のAさんは飲み会の間「久しぶりに皆さんに会えて本当によかった!」って何回も言ってた。私はそれだけで嬉しかったんだけど、Aさんは、後でわざわざお礼のメールもくれた。


声をかけてくれてありがとう、から始まり、そこにはBさんとのことが書いてあった。


実はAさんとBさんは、ずっと同じ職場で切磋琢磨してきた仲間で、若い頃は一緒に北海道にスキーに行ったり、沖縄の島々を巡ったりするくらい仲が良かったそう。長い付き合いだった二人。


でも、会社の経営が苦しくなり、突然の早期退職の募集があって、Aさんは辞めざるを得なかった(この時、他にもたくさんのおじさんたちが辞めた)。当時、BさんはAさんの上司で、二人は早期退職の面談をしたのを最後に中途半端な形でお別れ・・・。連絡を取りたかったけど、きっかけもつかめず(おじさん同士だとそうなっちゃうよね)


だから今回Bさんと再会できて本当に良かった、と。お互いの年齢(二人とも還暦近い)や体調を考えると、これから先、そう何度も会えるとも思えないしって。私のおかげです、ありがとう、って。すごく感謝してくれてた。


ジーン・・・って。


幹事をやってて、こんなに嬉しかったことはない。


人生色々あるけど、時を経ても変わらずみんなが集まれる場があるのって、なんかちょっといいのかも。現場時代はびっくりするほど役に立てなかったけど、はじめてほんのちょっとだけ恩返しできたかも、って。


って言っても、ただ飲み会を招集するだけなんだけどね。しかも、空いたグラスにも気づけないんだけどね・・・。


合理性を超えたところに


私にとってはいつもの飲み会でも、他の人にとっては違う意味を持つことがある。その時の自分にとっての合理性だけで、ものごとを判断してはいけないんだなって。時間軸と他人の視点も頭の片隅に。


合理性を追求するだけじゃ、こういう物語に出会えないと思うんだ。