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はぐるま・タイムズ

組織の中でクルクルまわりながらキレイゴトを発信

アメリカの工場で見たKAIZENを支えるもの

■工場見学


注:今回はいつにも増して自分の備忘録感が強いです。スミマセン…。


少し前に、カイゼンって超大事じゃん!って気づいた私。
gear.hatenablog.jp


先月の出張でアメリカに行ったついでに、取引先の部品メーカーの工場を見学させてもらった。見た目は普通の工場。特に最新設備を導入している訳でもない。従業員は180人。


案内してくれたのは工場長のBillさん。「ここではこの部品をつくっていて・・・」とひと通りの説明をしてくれながら、さらっと「去年と比べて生産性が2割上がりました」と言う。


それは現場の人たちのKAIZEN、いや、彼らの言葉で言う"Continuous Improvement"によってもたらされたもの。聞けば、毎月1人2件ずつ改善提案をしてるんだって。


180人×2=360件/月・・・スゴイ!


■気づいたこと3つ


工場を見せてもらいながらカイゼン文化ってどうやったら根づくのかなぁって考えてた。気づいたことを3つ。


①分かりやすい目標


壁には大きく目標が掲げてあった。部品一つ仕上げるのにかかる時間が目標。


こんな感じ。


去年の実績:12.6 時間
今年の目標:10.0 時間
今年の実績: 9.7 時間 ←今のところ目標を上回ってる!


この目標の下には、現場の人たちの提案が書かれた紙がたくさん貼ってあった。それから、一人あたりの提案件数もグラフになってた。


②アイデアをすぐ形にできる環境


部品の作業をする作業台にはタイヤがついていて、作業台の電源は天井から取るようになっていた。これだと、作業者の人が「作業台の配置を変えた方がいいかも!」って気づいたら、配線なんか気にしないで、自分たちで簡単に移動できる。


すごく柔軟性がある。


改善アイデアをすぐに形にできる環境だなって思った。こういう環境があってこそ、自分たちでできることは自分たちで解決しよう!ってなるんだろうなって。


③作業者が主役という文化


Billさんに聞いた。「どうやって作業者のみなさんを巻き込んでいるんですか?」って。そしたら、こんな感じの三角形を書いてくれた。普段よく見る組織のピラミッドとは逆。


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作業者の先にはお客さまがいる。作業者がいいものをお客さまに届けられるように、リーダーは作業者をサポートするのが仕事。社内の主役は作業者。その考えをいつもみんなに話してるんだって。いつも作業者には“I am here to support you.”って言ってるみたい。


それから、100% Employee Engagementが大事って。みんなで考えられるように、必要な情報はみんなで見られるようにして、毎日チームで話し合う時間もつくってるとのこと。


■まずはカイゼン


うちの会社では、生産性を上げるため、現場の組織を大きく変えて最新のITツールを入れようとしてる。


それも大事だって分かる。でも、そんなことよりカイゼンじゃないかなー!!


カイゼンを積み重ねながら、自分たちの職場を自分たちで変えて行こう!っていう文化をつくること。変化の激しい時代、これから先、何をするにしても自ら変わり続ける風土がないと戦えないと思う。


社内にそういう基礎をつくってから、みんなで大きな夢に向けて動き出したい、と私は思う。


■最後にリーダー像


Billさんは、自分の仕事にすごく自信と誇りを持ってる感じだった。堂々と、そして嬉しそうに自分のビジョンを語ってくれた。I am so proud of my job! って感じ。


私はそういうテンションがすごく好き!


パワフルに走り続けるリーダーは、まぶしい。


それから・・・


Billさんは、床に小さいゴミが落ちてればすぐに拾ってたし、作業台から手順書を引っ張りだした後は、きちんと整理して戻してた。それがすごく自然で「あぁ、いつもこうやって作業者と同じ目線でやってるんだなぁ」って思った。


見た目は普通の工場だったけど、魅力たっぷり、学ぶところでした!