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はぐるま・タイムズ

組織の中でクルクルまわりながらキレイゴトを発信

人の名前をちゃんと意識してる人はすごいと思う。

会社の外の世界

■背伸びしてトークショーへ


この本の著者である宮台さんと蓑原さんのトーク&サイン会に行ってきた。


まちづくりの哲学:都市計画が語らなかった「場所」と「世界」

まちづくりの哲学:都市計画が語らなかった「場所」と「世界」

トークショーの日に向けて、この本を頑張って読んだ。400ページ。でも、私には難しかった…。たぶん3割くらいしか理解できてないと思う。私にはベースとなる教養がなさすぎるってことを痛感…(泣)


ともあれ、行ってきました。まちづくりのトークショー。


■お話ししてくれたこと


なんとかギリギリ私でもトークについて行けた。ほっ…。


安全、安心、便利、快適だけでは人は生きてはいけない。それだけでは人間の心の深さを表現できない。コンビニとショッピングモールさえあればいいのか?合理性の外側へ出ろ!って言ってた。合理化、平準化した文明は長続きはしないって。


学校で、教室は勉強するところ、廊下は歩くところ、校庭は運動するところ、ってどこも機能が指定されているけど、屋上はそうではない。解放区。そういう場所が必要だとも。


共感することが多かった。私も、どんどん無駄がなくなって、あらゆることが最適化されていく社会って息苦しくない?ってなんとなく思ってたから。


■昔のこと


私は子供の頃、新しい町に住んでた。新しく研究所がたくさんできて、団地ができて、学校ができて。つくられた町。


その町では、うつ病になってしまう人が多いんだって聞いたことがある。道路は真っすぐだし、昔ながらの心休まる居酒屋さんとかがなくて、単身赴任でその町に来たサラリーマンは、ちょっと苦しくなってしまうんだって。


ま、私は、そんな町で、秘密基地をつくったり、木登りしたり、自転車置き場の屋根の上で松ぼっくり戦争をしたり。そして、松ぼっくりが鼻に直撃して鼻血を出したり(笑)。伸び伸びやってたけどね。


そんなことを思い出した。


■心に残ったこと


トークを聞いて、少しは本の内容を理解できたと思うし、すごく勉強になった。でも、実は一番心に残ってるのは、話してくれた内容じゃなかったりする。


質問タイムでこんなやり取りがあった。本当はもっと長い文章を話してたし、言葉もこの通りじゃないけど。


聴衆Aさん「××から来ましたAと申します。合理化が進んで行くのは、不条理、不合理に対する不満が元になったテクノロジーの復讐だと思います。・・・(中略)・・・この流れを押しとどめることはできないのではないですか?」


私 (テ、テ、テクノロジの復讐・・・!?)


宮台さん「非常にポイントを突いた質問ですね。世の中は、Aさんのおっしゃったように合理化、負担免除の方向に行く。その流れを変えられるとは思っていない。だが、それとは違う考え方もあるということを伝えたい。」


私 (あっ!質問した人の名前、ちゃんと聞いてたんだ!?私スルーしてたよ・・・)


私、宮台さんが「Aさんのおっしゃったように」って言った時、ハッとした。すごくささいなことのように思えるけど、質問した人の名前を意識してる講演者ってすごく少ないと思うんだ。名前よりも質問の内容の方に意識が向いて、どう答えようかって考えはじめるでしょ。質問聞いているうちに、名前を忘れちゃうのが普通だと思う。って自己弁護も入ります、はい。(苦笑)


質問した人の名前を覚えてる人って、相手の人とちゃんと向き合ってるって思うし、誠実だなって思うし、私は、それだけでその人を信頼する。もちろん、それができる頭の良さもすごいと思う。


私も、そうなりたーい!!


・・・が、毎日「あの人名前なんだっけ・・・」ってつぶやいている私の道のりや遠し。