はぐるま・タイムズ

組織の中でクルクルまわりながらキレイゴトを発信

フェアであるために、ピュアであれ。

■その長文メール、自己満なのかな…?


全社員に宛てて、長文のメールを送る役員がいる。
頑張る社員を紹介して、皆さんも頑張りましょう!って鼓舞するメール。
言ってることは別におかしくないし、リーダーっぽいんだけど、
でも、なぜか伝わってくるものがないような・・・。


こんなに文字を費やして社員のことを語っているのに、
社員に対する愛情が感じられない気が・・・。
私だけ?


うん。たぶん、こんなの気にしてるの私だけ。


でも、私、こういうのスルーできないんだ。
発信するからには、社員の心に届いてナンボだよ、と。
特に、ピュアな新入社員のためには、心に響く発信をして欲しい。
じゃなかったら、長文メールなんてただの自己満足じゃないかなー。


□ □ □


ある日、その役員がうちの部門で講話をしてくれるっていう案内が来た。
これは行かなきゃ。メールだけで判断するのはフェアじゃないもんね。


・・・と言いつつ、全く期待していない自分がいた。
このままネガティブな気持ちで話を聞くのはよくない。
そうだ TED、見よう!


■人の話を聞く時の心得


少し前に見たこのTEDをもう一度。
話を聞くときに大切なことを教えてくれる。



Be present. Be in that moment.
他のことを考えないで、その瞬間に集中しなさい。


Keep mind open. Be prepared to be amazed.
相手の人は、必ず、あなたが「すごい!」って思う何かを持っている。
だから、いつでも素直に感動する心を持って話を聞きなさい。


ちなみに、相手の目を見なさいとか、相槌を打ちなさいとか、
そういうアドバイスはゴミみたいなもんだから、忘れなさいって。


There's no reason to learn how to show you are paying attention if you are in fact, paying attention.
話をちゃんと聞いてるように見せる方法なんて学ぶ必要はないのです。
あなたが実際に相手の話をちゃんと聞いていれば。


うん!うん!ごもっとも!!


■行うは難し・・・!?


そして当日。1時間の講話。
オープンマインド!ピュアハート!で臨んだはずが・・・
50分経過時点で、気づけば、私の心はダークな感じ。


この役員、メモを見ながら話してるし、
聴衆は一般職ばかりなのに、リーダーの話ばかりしてるし、
なんかどっかで聞いたことある話ばかりだなぁ・・・って。
TEDの教えに反して、余計なことばっかり考えてる私。


やっぱムリか・・・って、扉を閉じかけた時、耳に入ってきたひと言。


「皆さんの仕事を自分なりに理解したい」


「自分なりに」という言葉。
そこに、まだ届かぬものに向かって謙虚に努力しようという志を
かすかに、かすかにだけど、感じた。


そしたら急に、あぁ、この人はすごく真面目な人で、
自分の理想のリーダーに近づこうと頑張ってるんだろうなぁって、思えた。
真面目な人だから、伝えたいことがきちんと伝わるように、
メモをつくって、それを見ながら話しているんだろうなって。
今は私の心は大きくは動かないけど、あと何年かしたら違うのかもって。
(どこまでも上から目線でスミマセン…)


■フェアであるために


誰だって完璧じゃないし、時々は間違えちゃうと思うんだ。
ただ、みんなを率いる立場にある人が間違えちゃうと影響が大きい。
だから、役員みたいな偉い人にこそ「それ、おかしくない?」って思った時は、
末端からでも声を上げた方がいいんじゃないかなーって思う。


ただ「おかしくない?」って言う前に、本当はピュアな気持ちで
その人の良いところと悪いところ、両方を見なきゃいけないんだろうなって。
じゃないと、フェアじゃないし、きっと自分の世界も広がっていかない。
って、分かっちゃいるけど、私はすぐダークなマインドに支配されちゃう。
私の永遠のテーマです。


いつか、いいところもちゃんと見てから、一片の愛情を胸に
「それ、おかしくない?」って言えるようになりたい!


なんて。ちょっとキレイゴトだけど。


□ □ □


最後に、役員にアドバイスを。(ふたたび上から・・・苦笑)


長文メールは、「リーダーとしてどう映りたいか」ではなく、
「読んでくれる社員のために」という気持ちで書けば、みんなに届くと思うよ!